地域包括支援センター
地域における介護相談の最初の窓口となるのが「地域包括支援センター」です。高齢者が住み慣れた自宅や地域で生活できるように、必要な介護サービスや保健福祉サービス、その他、日常生活支援などの相談に応じます。そのため、地域包括支援センターには、専門職員として社会福祉士・保健師など・主任ケアマネジャーが配置され、主に地域内に住む高齢者の「総合相談」「介護予防支援」「サービスの連携・調整」などの業務を行ないます。
問い合わせ先:℡ 0947-41-8060
地域包括支援センターと3人の専門職員の役割
- 社会福祉士:虐待・困難事例、総合相談の窓口(電話、来所、訪問対応)など
- 保健師など:虚弱高齢者への支援など
- 主任ケアマネジャー:介護全般の支援、事業者のケアマネジャーからの相談など
地域支援事業の内容
市町村が実施するサービスとして、大きく3つの事業があります。
- 介護予防・日常生活支援総合事業(介護予防・生活支援サービス事業・一般介護予防事業)
- 包括的支援事業(在来医療・介護連携の推進・認知症施策の推進・生活支援サービスの体制整備)
- 任意事業(成年後見制度利用支援など)
介護予防サービス
介護保険サービスのうち、要支援者を対象に、今よりもさらに要介護度が重度になることを防止するために、介護予防マネジメントを行ないます。 介護予防サービスも日常生活圏域で行なわれます。
地域包括ケアシステム
地域包括ケアシステムの概念は、地域連携医療が基本となっており、基本的な概念は、家族など個人(点)による介護支援から各事業者ごとの継続的(線)な支援、さらには地域の各事業者による連携(面)した支援が行なわれる状態を指します。
地域包括支援センターには、体系的・一体的なサービスを提供するため、地域住民のニーズを把握するとともに、サービス提供のため、医療福祉介護など各事業者の調整を行なう役割の強化を進めています。